用語集  (や・ら・わ行)
<や>
 ●約定[やくじょう]
約定とは、株などの売買が成立すること。
株式など、注文を出しても値段などが合わずに約定されない場合もあります。

 ●安値[やすね]
その日取引された中で最も低い値段のことです。
その日に限らず、ある一定期間の中で最も安かった株価を指すこともあります。

 ●ヤリ気配[やりけはい]
ヤリ気配とは、売り気配のことです。売りのことをヤリといいます。


<ゆ>
 ●有価証券[ゆうかしょうけん]
有価証券とは、権利の証明の為の証書のようなもので、証券そのものに価値があり、売買の対象になるような証券のことです。株券、債権などが有価証券にあたります。

 ●優良株[ゆうりょうかぶ]
優良株とは、収益性、成長性、安定性などに優れた企業の株のことをいいます。
特に、自動車、電機などの優良株で国際的に活躍していて、国際的にも評価が高い企業を国際優良株といいます。
国際優良株は一般的にダウ30種平均との連動性が高く、米国株の値動きの影響を受けやすいことがあります。
また、国際優良株は日経平均に採用されている値がさ株が多く、日経平均の値動きに対して影響力が大きいところもあります。


<よ>
 ●陽線[ようせん]
ローソク足の形状のことで、始値よりも終値が高い場合には白抜き(証券会社によっては赤で塗りつぶし)で表し陽線といい、陽線の長さは「始値」から「終値」にかけての上昇幅を表します。(対照 陰線

 ●呼び値[よびね]
売買する投資対象の価格の1単位のことで、2000円以下なら1円単位、10万〜100万円なら1000円単位といった具合に、価格帯によって決まっており、指値の単位になります。

 ●寄付値[よりつきね]
寄付きで最初に成立した値段のことをいいます。始値ともいいます。

 ●寄り付き[よりつき]
寄り付きとは、1日の取引や後場の取引の最初に成立する売買のことで、株式市場の寄り付き、引け(取引時間最後、あるいは前場最後の取引)では、板寄せ方式(売買注文を1度に集めて、それを整理して売買を成立させる方式)で売買を成立させます。
寄り付きと引けの間には、競争売買のようなオークション方式、つまり、早い者順で売買の条件が出合ったものから売買を成立させていく方式で売買が成立しています。こうした売買が行われている取引時間をザラ場といいます。

 ●寄り天[よりてん]
 寄り付いた値段が天井(高値)になること。逆に寄りついた値段が底(安値)になることを寄り底と言います。

 ●寄り前[よりまえ]
前場、後場ともに取引時間前の時間帯のことをいいます。

 ●四本値[よんほんね]
始値、終値、高値、安値、の4つの株価のことをいいます。 (参照 ローソク足


<ら>

<り>
 ●利確[りかく]
利益が発生した状態で株を売ることをいいます。利益確定することです。利食いとも呼びます。

 ●利回り[りまわり]
投資対象の収益性を測定する尺度です。
具体的には株式や債券などの投資資金に対する年間の配当金や利子の割合をいいます。


<る>

<れ>
 ●レバレッジ[ればれっじ]
てこを意味し、少ない資金で大きな取引をする、証拠金保証金)取引に用いられる言葉。信用取引先物取引オプション取引外国為替証拠金取引(FX)が、レバレッジを利用した取引になります。


<ろ>
 ●ローソク足[ろーそくあし]
ローソク足とは、一定期間の値動きをローソクの形で示した株価チャートの一種で、1日を一本のローソクで示した日足、1週間を単位とした週足などがあります。
ローソク足は太い実体線とよばれる長方形の部分と、その上限に付くヒゲと呼ばれる細い線で成り立っています。
実体線は白抜き(証券会社によっては赤で塗りつぶし)で表示するものと黒く塗りつぶし(証券会社によっては青で塗りつぶし)で表示するものがあり、白く表示したものは長方形の下辺がその期間の始値、上辺が終値を指し(参照 陽線)、黒く表示したものは長方形の上辺が始値、下辺が終値を指しています(参照 陰線)。
また、実体線の上についている細長い線を「上ヒゲ」、下についている細い線を「下ヒゲ」といいます。上ヒゲの先端は高値、下ヒゲの先端は安値をさしています。四本値を1つの記号にしたものです。

 ●ロスカット[ろすかっと]
買い付けた投資対象が値下がり(売建てなら値上がり)して含み損を抱えたときに、それ以上の損失拡大を防ぐために損をしたまま取引を手仕舞うこと。損切りのこと。


<わ>
 ●割安[わりやす]
他の同種の株と比べて、安いと思われる株を割安といいます。
反対に高いと思われる株を割高といいます。
ある銘柄の株価がいくらが適正なのかというのはプロでもまちまちなため、相対的な感覚ではあります。

 ●割高[わりだか]
他の同種の株と比べて、高いと思われる株を割高といいます。反対に安いと思われる株を割安といいます。