必殺! 投資法 大口の仕掛け
買いたいときに売らせる
売数量 値段買数量
3137000  
5136000 
1 135000 
2134000  
(73) 2133000 
 1320001
 131000 3
 13000035
  12900020
 128000 3

 いきなり133000円に73株の注文が出たらどうなるでしょうか?
おそらく個人はビックリして売り急ぎます。そして頼みの綱である130000円の35株も129000円の20株も崩されて急落してしまいます。
 これは安く買いたい機関などが個人の投げ売りを誘っている典型的な形で、130000円と129000円の買い指値のほとんども133000円に73株の売り指値を入れた同一人物の仕業です。もしこれでも売りが続いてこないときは、自らの売りで厚い買い指値を崩してその後に個人に売り込ませてきたりします。そして売り崩す中で安く大量に拾って、売り物が途絶えたら今度は買い煽って、上昇中にさりげなく売り抜けるのです。
 なので現在値より下に大量の買い注文が突然入ったときは、安心するのではなく警戒してください。板ボックス投資法では買い支えの手前で買えば良いと書いてますが、あくまで自然な買い支えの時です。本当に買いたい(売りたい)と思っていたら”正直”に大きな指値は出す訳がありません。小刻みに注文を出したり、他の人の大きな指し値を食いつぶすかどちらかなのです。
 ですから突然大きな指値が入ったときなどは、このようなパターンにハマってしまう可能性が高いので気をつけてください。
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