必殺! 投資法 投資家精神
ごく普通の人間心理
 たとえば、前日終値が500円の銘柄が2つあります。上限は600円、下限は400円です。本日はどちらも寄付きで500円の値がつきました。そして30分後・・・
  A銘柄   現在値 580円 前日比 +80円
  B銘柄   現在値 420円 前日比 -80円
 どちらを選びますか?

 まずはA銘柄について解説します。
 持っている人の心理は、十分に利益が乗っているので利確しようと、売り抜く準備をしています。
 持ってない人の心理は、「まだ上がるだろう、買いたい。」の気持ちが押さえられず、飛びついてしまいます。
 この銘柄はストップ高までの値幅が少なく、急騰したので急落しやすく、ここで買うと高値づかみになる可能性高いです。

 ではB銘柄はどうでしょう。
 持っている人の心理は、値下がりにイライラして損切りしようとしている人が多い。
 持っていない人の心理は、あまり目につかず、目に入っても「もっと下がりそう、やめとこ。」と、他の銘柄(Aのような)を探す。
 この銘柄の場合は、下げ止まったときに急落した勢いからリバウンドしやすく、ストップ安が損切りの目安にもなるので、リスクも比較的低いです。

 これらはごく普通の人間心理です。ごく普通の人の多くが損をしている現状を考えると、いかにしてその逆の心理を持って挑むことが重要なのかはよくわかると思います。
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