必殺! 投資法 FX(為替)編
スワップポイント
 外貨預金の場合は、スワップポイントは受け取るだけですが、FXの場合は買建てで受け取れる場合に、売建てを行うと支払う事になります。なぜなら、外貨預金は現物であり、外貨の方が金利が高くても安くても受け取る事ができるのに対して、FXの場合は売るための通貨を借金しているため、買った通貨の金利収入が借入利息を下回る事があるからです。
 詳しく説明すると、通常は日本円から外貨の買建てを行った場合、外貨の方が圧倒的に金利が高いため、日本円の借金による利払いよりも、外貨の預金利息がそれを上回り、金利収入として入ってきます。逆に外貨を売る場合は、金利の高い外貨を借金して、日本の安〜い預金利息を受け取ることになるため、金利支出を出す事になるのです。
 それも、担保としている証拠金の、何十倍から何百倍の金額で取引しているため、一年もたてば金利だけで元本の何倍もの金利収入にもなれば、その逆もあるという事です。
 それでも、FXにおけるスワップは微々たる物で、為替レートのチョッとした変動で一瞬にして消えてなくなる事も往々としてあります。ですから、スワップ目的の場合は、レバレッジを低め(10倍以下)にしておき、対象通貨によほどの経済的・政治的な環境変化がない限り、損切りをしないなど気長に構える心の余裕が重要です。
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