相場を斬る! 2009年06月08日
 強気の日経平均もさすがに・・・
 さて、6月6日(金)はアメリカでダウが一時400ドルを越える暴落、終値も394ドル安、急落して106円に乗ったドル円も104円台まで反発、原油は138ドルと最高値更新、金も900ドルを回復。注目のCME日経先物は14060円の大証比420円安で、週末はメジャーSQ。

 日本市場にはマイナスの要因がたっぷりと出そろい、月曜日の大暴落を約束してくれたアメリカ市場。昨年のサブプライムショック以降は、アメリカが下げたらそれ以上に下がり、上がってもあまり上がらないか下がっていた弱い日本市場。3月底値以降はアメリカが下げてもあまり下がらないか上昇し、上げたらもっと上昇するなど強さを見せつけてくれていました。
 ここ最近では日経平均銘柄に集中し、新興市場が上げにはついてこれず離れてしまい、またTOPIXまでもがついてこない不可思議な事態が続きました。

 これを機に1ヶ月は下げ相場がやってくると見ています。日経平均は13000円での攻防を経た後で反発する事になると思います。また新興市場には東証から避難してきた資金が、最近低迷していた人気銘柄に息を吹き返させ高値更新、安値更新中の銘柄は更に安値を更新するなど2極化が進むと見ています。

 また松井証券が、日本の証券会社としては初の日経225先物の終日取引を6月9日(月)から開始します。日本市場では前場・後場・夕場を大証で、夜間はCMEの円建てを朝方まで取引するので、大証とCMEの立会時間(CMEの時間外は除く)をすべて一つの証券会社でカバーできるという事になります。これにより個人の先物トレーダーが機関の先物トレーダーに近い水準で資金を回転させられるため、日経平均の動きが一段とおかしくなる事が予想されます。

 さて、6月の相場は一体どうなるのでしょうか?
個人的には大暴落はチャンスなので歓迎しますがみなさんはいかがですか?
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